これからの時代、なぜマーケティング・コピーライティングを学ばないといけないのか
コロナの世界的パンデミック以降、私たちが住んでいる世界は本当に一変してしまいました。
これまで通用してきたやり方が、まるで通用しなくなった、あるいはやり方を根本的に見直さないといけなくなった事が多くありますよね。
あらゆる業界で、働き方の変化が変わる中で、派遣で働く人や正社員になれない人の数もどんどん増えています。
私たちはどんなスキルを身に付け、どのようにして生き抜けばいいのか。
誰もが悩み模索し、疲れ果てています。
そんな中で、僕が強く主張したい事があります。
それは、、、「これからの時代、マーケティングを身に付けるものが最強である。」という事です。
今回はマーケティング・コピーライティングについて学ぶ事がなぜ重要なのかについてお伝えしながら、
「それではどのようにして、学び実践すればいいのか?」について順にお話ししたいと思います。
この記事を読む事によって、あなたは自分自身の思考と向き合い、その弱点を知る事になるでしょう。
そして逆を言えば、マーケティングについて学ばなければ、今後の多くの人は自らの道を切り開く事は難しくなるでしょう。
あなたがマーケティングを学ぶべき理由:人は99%自分の事しか考えていない
あなたがマーケティングを学ぶべき理由の内、最も大きな理由は
「人は99%自分の事しか考えていない。」
と言う単純な事実です。
この事に関して、「いや、そんな事はない。自分はそんな自分勝手な人間ではない。」
と言う人もいるでしょう。
しかし、ここで冷静になって普段自分か考えている事を見つめ直してください。
朝起きて、働いて、夜寝るまでの自分の思考について意識してみると、、、
朝:あーもう朝か、歯を磨こう、働く準備をしないといけない
昼:この仕事を終わらせるためには、あれをやってこれをやって…。
夜:よし、今日は飲み会に参加して、明日は休日だから…。
こんな風に、自分の思考を全部書き出して、地図のように広げて眺めてみるとしましょう。
そうすると、99%自分の事だと言う事が理解できると思います。
「あの人に怒られるのが嫌だから、これをやろう。」
「あの人に好かれたいから、これをやろう。」
「世の中に認められたいから、こういう事をしてやろう。」
これらは人の事を考えているようで全部自分の事です。
何の見返りも反応も、自分の利益も顧みずに、ただ他人の事だけを考えて行動している時間が果たして1%でもあるでしょうか?
冷静に自分の思考を全部書き出したとして、それを客観的に分析するならば、
人間は「99%自分の事しか考えていない。」自分本位の生き物だという事に同意していただけると思います。
これはもちろん僕もそうです。例外はないと思います。
人間は全て自己本位で自分の利益しか考えていないのです。
あなたがマーケティングを学ばないといけない理由その2:人は自分の損失を恐れ、自分の利益しか考えない。
人間は99%自分の事しか考えていない。という事は理解できたと思います。
マーケティングを学ぶという事は「人間とは何か?」という事を学ぶという事でもあります。
「人間とは何か?」を深く知り、その理解に基づいた上で行動する事で、自分の目的を達成していく。
そういった一連の行動を全てマーケティングと呼んでいいと僕は考えています。
人間とは何かというのを知る上で、大切な事の2番目は、
「人間は自分の事しか基本的には関心がなく、損失を嫌い、利益を求める。」という事です。
特に重要なのは、人間は「利益よりも損失を嫌う」という特性です。
こんな実験があります。
自分の知り合いに電話をかけて、「今から君の家から2時間かけて僕の家まで来てくれたら、2万円あげるよ。」といった場合、
多くの人が得られるお金よりも、失う時間と手間をめんどくさがって行動に移さないそうです。
一方で、「君が僕の家に置いていた自転車が盗まれた。確かあれって2万円くらいするんじゃなかったっけ?ちょっと僕の家まで来てくれないか。」
というとお金を得られる場合よりも、はるかに友人の家に行く確率が上がるそうです。
これは一般に「損失回避の原則」として知られていて、2万円を失ったメンタルのショックはその後で2万円が戻って来ても元には戻らないそうです。
こういった人間の心の性質は、どれだけ時代が変化しても変わる事がありません。
そして「人間をどのように動かすのか」を追求していく事がマーケティングを学ぶ最も大きな理由です。
1「人間は99%自分の事しか考えていない」
2「人間は自分の事しか関心がなく、利益よりも損失を嫌う」
この二つの原理から、人を動かすにはどのようにすればいいのか、大まかな行動原則が浮かび上がってくきます。
あなたが、マーケティングを学ぶべき最大の理由:人を動かす事をできれば、百戦百勝だから。
人は99%自分の事しか考えていません。基本的に誰もがそうなんです。
そんな中で、この事実に気づき逆の行動をとる人間はどれほどいるでしょうか?
「あの人はこれで悩んでいるのではないだろうか?」
「あの人は普段おそらくこういうライフスタイルを送っていて、これが好きではないだろうか?」
「あの人は、この方法さえ学べば、こういう風に変化するのではないだろうか?」
「あの人は、もしかしたらこれで激変するのではないだろうか?」
こんな風に「誰かを主語にして、その人の素晴らしい未来」を徹底的に考えるのです。
こういう思考を貫ける人はおそらく1%しかいないでしょう。
そして、そうやって他人目線で物事を考えられる人は、他人に受け入れられるのは当たり前ではありませんか??
99%自分の事しか考えていない状況から、
「1%でも相手目線で考える、相手の悩みやニーズを考える」事のできる人間が、
業界を問わずに周りに受け入れられ、成功していくものなのです。
さらに先ほど説明した「損失回避の原則」を使うともっと人の心に刺さります。
「あなたは、もしかしてこういう失敗を無意識に犯してないですか?」
「今のままだと、こういう状況に陥ったりしませんか?」
「これを解決できれば、苦しい状況から抜け出せますよね?」
こういった、問いかけは全て損失回避の原則に訴えかけるものです。
人間には、社会を形成する上で避けられない心理的な性質を持っています。
それを理解し、人を動かすために使いこなすのです。
なぜあなたはマーケティングを学ぶべきなのか?あらゆる業界に通用する、根本的なスキルだから
ここまで、読んでも自分には関係ない話だと思う人もいるかもしれません。
しかし、マーケティングはありとあらゆる業界で通用するスキルです。
例えばふとした時にYouTubeを見るようなシーンでさえ、そこにはマーケティングで溢れています。
YOASOBIの成功を例に、マーケティングについて考えてみる
音楽を例に挙げると、最近ではYOASOBIというアーティストが物凄い勢いで伸びていますよね。
このアーティストの成功の背景には「顧客志向=マーケットイン」の考え方が強く見て取れます。
彼らが成功している要因の一つに、
「徹底した視聴者目線のコンテンツの構築」にあると思います。
特に他のアーティストの違いとして際立っているのが、
「アーティスト自身が前に出ない。視聴者が没入できる世界観の為には、自分自身を捨てる」という姿勢にあると思います。
だから彼らは、PVに自分を出す事は絶対しません。
彼らは、彼らの世界観を作っているというよりかは「視聴者の求める世界観」を作っているのです。
だから、PVがアニメなのです。そしてターゲットもがっつり絞られているのです。
YOASOBIが今後自分を映すようなミュージックビデオを作れば、それは自殺行為になると僕は考えます。
例えば、L'Arc〜en〜Cielとの違い
比較が成り立つかどうかは議論の余地がありますが、僕の世代はL'Arc〜en〜Cielとか、
Dragon Ash世代でした。
こういう人たちの世代は自分たちが前に前に、ミュージックビデオに出ます。
そしてそれを見たファンが、「こういう人になりたい」と共感していた時代でした。
それはある意味、アーティストの価値観とファンの相互交流でした。
しかし現代のトップアーティストは、明らかに視聴者の価値観に合わせた楽曲を作っています。
まず、ターゲットとなる層の悩みや感情を細かく描き出して、
「どうやったら彼らの感情を動かせるか?」という部分に焦点をあてて作品を作っているのです。
これは、「俺がかっこいいと思うものは、お前たちもかっこいいと思うだろ?」
という一昔前のやり方とは完全に異なるものです。
まとめ:マーケティングを制するものが、市場を制する
要約すると、
1 人は99%自分の事しか考えていない
2 人は自分の事しか関心がなく、利益よりも損失を恐れる
3 これらの心理法則を熟知した人間が、人を動かし利益を得る
4 エンターテイメント業界を含め全ての業界で、この手法は使われている
という事です。
本当に社会を構成する全ての業界でこの手法、考え方は成功を納めています。
マーケティングについて理解する事がどれほど重要かお判りいただけたでしょうか?
実は僕自身も、この真実に気がつくまで本当に自分勝手で失敗ばかりしていました。
自分の理想ばかり周りに押し付けていたのです。
当然、全くモテないし周りに嫌われるばかりで、仕事もできませんでした。
自分目線でしか物事を考えず、相手目線というのはゼロだったのです。
しかし、人を動かす言葉の使い方、考え方を学ぶ内に道が開けてきました。
こういった顧客目線の考え方は必ず誰かの役に立つと思って記事を書いています。
今後もこういった内容で、記事を執筆していきます。
どうもありがとうございました。